すぐにトレーナーの先生にヘルプメールを出しました。お返事は、やはりanzuの支配欲の表れで力関係を示したかったのでしょう、
それにしてもanzuがねぇ・・・・、とびっくりされていました。
ランにいても上手に「嫌!!」を言えないanzuです。
anzuがワンワン吠える時は、
「遊んで」とか「かっかってこい」などの単なる要求吠えだと思っていたのですが、
yuzuに対してワンワン吠える時には、それだけではなく
「この場所からどいて欲しい!」「そのおもちゃは私のものよ」
という意味もあるように見えます。
でも、yuzuにはまったく伝わっていません。
papaさんは、yuzuが私にからんで行くのでやきもちをやき、
yuzuにマウンティングして一番を誇示したかったのではないか?
と言います。
これから先、yuzuが♂としての自覚が芽生える頃には
yuzuが支配力を握るかも、という、
トレーナーの先生からのメールの内容をpapaさんに伝えると、
「そうなったら、anzuを連れて家でする!」
と、本当にanzu命のpapaさん。
anzuがyuzuと一緒の空間で安らげるようになるまでは、
まだもう少し時間が必要なようです。
私たちが焦っても仕方ありません、
時間が解決してくれることを待つことにします。
anzuがわが家にやってくる前、
わが家にはびび(♀)とじゅり(♂)というネコがいました。
先住猫はびび、じゅりは1歳年下です。
じゅりがやってきたのはびびが1歳を過ぎたとき。
びびはすでに避妊手術をしていたせいか、
母性本能などまったくわかなかったらしく、
じゅりがやってきたときハンガーストライキを起こし、
私たちにも怒りをあらわにしました。
びびがじゅり受け入れるまでに1ヶ月はかかったのではなかったでしょうか。
その後しばらくは一緒に寄り添って眠ることもありましたが、
じゅりが♂として芽生えたとたん、
びびは彼をとことん嫌がるようになりました。
そして、3年位たった時でしょうか、
びびが突然具合が悪くなりました。
獣医さんに連れて行ったときには、心臓がかなり肥大していて、
もうだめかもしれない、と言われるくらいの状態でした。
ところが、数日たっても様子が変わらず、であれば家で見てあげた方がいいのでは、
と家に連れて帰ってくる事なりました。
その時、夫も私も、じゅりと一緒にしていたらびびの心臓に負担がかかるので、
一緒の部屋で過ごさせるのはやめよう、
と部屋を別々にして看護することにしました。
すると、びびは次第に回復していったのです。
この時から、猫2匹の「家庭内別居」が始まりました。
そして、じゅりは18歳、びびはなんと20歳まで私たちと過ごしました。
その間ニアミスが何回かあり、壮絶なる追いかけっこはありましたが、
日中はじゅりとリビングで、夜はびびと寝室で過ごす・・・という生活でした。
anzuとyuzu は一人でも大丈夫な猫ではありません、寂しがり屋の犬です。
だから、きっと一緒にいることが安心となり、楽しくなってくれることを願います。